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ニートとして生きる・3 [ニートとして生きる]

さて、前回ニートになれない一部の貧民リーマンは即首を吊るべし!
と結論付けたが、本当のこととはいえさすがに惨めだ。

というわけでもっといい方法はないだろうか?
貯蓄額を3,000万に減らしたらどうだろう?
前回と同じ計算をすると35年、これならリーマンでも十分狙っていける金額になる。
だが、もっといい方法はないだろうか?

その一番候補は資金の「運用」だろう。
といっても一日に何度も株の売買を繰り返すデイトレードではない。
もちろんそれで成功するのが一番の近道だが、その確率が低いことは実際の売買をしたことがある人なら分かるだろう。
自分の思うようにいかないのであれば、努力してみるか、考え方を変えるしかない。私は努力しても効果は少ないだろうと考えているので、考え方を変えてみた。

たとえば特定の銘柄を頻繁に売買するのとは逆に、国内外の株式や債券に資産を分散して投資し、バカみたくホールドし続ける運用方法はどうだろう?
何十年という時間を味方につけて、バカの一つ覚えよろしくコツコツ複利運用するわけだ。

だが実際、現物の株式や債券に分散投資するのは難しい。
理由は分散投資に必要な金額が大きいことと、海外の株式や債券なんて買い方すら分からないからだ。
だからそれを可能にするのは「投資信託」しかないと思う。
投資信託ならその多くが一万円で始められ、その商品自体分散投資されたものを選択すれば少ない金額で分散投資が可能になるわけだから。
まあこの辺は長くなるので別の機会に書こうと思うが、そのうち影響を受けた投資関連の本でも書こうと思うので、興味がある人は読んでみるのが一番だと思う。

なので、商品選択理由はすっとばして、とりあえず代表的な商品を書き出し、計算してみる。
(※ちなみに日本の債券はリターンが低すぎるので考えない。)

トピックスオープン(日本株式)
ステート・ストリート外国株式インデックス(海外株式)
PRU海外債券マーケット・パフォーマー(海外債券)
(なぜインデックスファンドばっかりなのかは別の機会に書こうと思うが、これも投資関連本を読んだほうが詳しくていいだろう。)

これらを毎月1万円ずつ合計3万円積み立てていくと、年平均6%ぐらいのリターンが望める。右下のリンクから時系列データがみられるので、エクセルに入力して実際に計算してみよう。
ただし、これらは基準価格で、現金化するときに税金などが引かれるため、実際に入ってくる金額はもう少し低くなる。
また、最近はどれもが急激に高騰しているため、年平均で計算すると30%とかのリターンになってしまうが、こういうことは続かないと考えるのが自然なので、あまり期待しすぎないのがいい。
税金なども含めて、年平均5%あたりが妥当だろう。

毎月3万の積立で年利5%とすると、35年積み立てた場合3,000万を超える。(エクセルで確認しよう!ちなみに増えた分も再投資する「複利」を利用した運用方法だ。)
毎月3万ならバイトでもなんとかなりそうでしょ?
やっとでてきた、これが3,000万第一の理由。

次に第二の理由。
もし3,000万のお金がたまった場合、そこから毎月必要な金額を引き落とすことになる。
私の経験から行くと、最低限生きていくのに必要な金額は年に100万円。
ツワモノなら70万でも可能かもしれない。

これを聞いて「はぁ?楽勝じゃん?」なんて考えた人はよく考えてほしい。
これは一人暮らしの金額で、家賃や食費も入った金額なのだ。
たとえば毎月5万のところに住めば年で60万。光熱費など最低限の必要経費だけでも80万近くなるだろう。
それ以外に食費や、趣味にかける金額などを考慮するともっと多くなる。
ここは余裕を見て150万円を引き出すと考えよう。
するとあら不思議、年利5%の時の利益率とぴったり一致するのだ。
つまり毎年150万円を引き出しても元本は減らず、次の年も安心して150万引き出せるわけだ。
もちろん寿命を考えて元本を切り崩しながら行けば、もっと優雅な暮らしが出来る。
これなら到達可能な額だし、十分実現可能なやり方じゃないだろうか?

つまり、この毎月3万円をきっちり「運用」し、そしてそのお金には絶対手をつけない。
もしその間に「起業」や「投機」に興味を持ったなら、このお金以外でやるべきだ。
もちろん生活に必要なお金が足りなくなったら、とにかく働くべきだ。
本当に自分の命にかかわること以外、絶対に死守しよう。
だってこれが本当の「命綱」なんだから。

逆に言うとこれさえ守ればいいっていうルールを作る。そうすれば1年働いて、3年ニートなんていうことだって可能だ。
これは特に将来に不安を感じている一般的な「ニート」諸君に朗報だろう。
一度現在の状況と将来のことを本気で考えて、ニートでいられるにはどうしたらいいか現実的に考えよう。
「ニートを続けていると就職先が無くなる」、これは事実だ。どこの企業だってずっとニートしてたヤツを雇うより、若い新卒を採るだろう。
ただ漠然とニートしてるだけじゃ、団塊の世代が急にリストラされて再就職であたふたしてるのと同じで、将来困るだけだ。
彼らと同じ轍は踏まない。これが「兼業ニート」として生きる鉄則だ。

ちなみに株価や債券の価格は移ろいやすく、まして海外のものは為替の影響も受けるので、運用して10年以内はマイナスの評価になることが多い。
これは投資の仕方の問題なのでどうしようもない。
上記に挙げた投資方法は「世界全体の経済は時間とともに大きくなっていくこと」、「分配金を再投資することによる複利効果」を利用した投資方法だ。
だから世界全体の経済がこれから縮小すれば10年以上たっても元本割れするし、年利5%に届かないかもしれない。(こればっかりは各自よく考えて運用しよう!としか言えない。)
ただしそういうときでも冷静に考えてほしい。
たとえば現在の100万円がインフレやデフレの影響で50万の価値しか無くなったとする。
そのとき運用していたお金も元本割れして減っているとしよう。
でもそれが半値以上なら、たとえば100万が75万になっていたなら、世界経済から見ると25万円のプラスになるのだ。
インフレリスク、デフレリスク、これらは想像不可能だし、いつ来るかもわからない。
もし分かるなら、価格の底や天井を当てられるなら、先物やオプションなどで稼ぐのが一番だ。
勝率5割以上、やり方によっては勝率1割でも儲けが出る。億を稼ぐのだって不可能ではない。それも数か月とかもしくは数日とかのレベルでだ。
ただしこれらがほぼ不可能だと感じるのに時間はかからないだろう。ごく一部の人間を除いては・・・。

つまりは「毎月3万を最低限度として貯蓄・運用し、のんびりニート暮らししてけば生きてけるんじゃね?」ってのが私の考えだ。
まあ、人によってはもっと必要だと考えるかもしれない。
だがそうなると毎月の必要金額も増え、「できるだけ」働かない人生に反して、一生懸命働かなければならない。
もちろんそれを否定はしない。
だが現実はツライ。
月収30万でもどのぐらいの労働があるのか、税金や必要経費が引かれたあとどのぐらい残るのかをきちんと考えて働こう。
重要なのはいくら老後のための運用に回せるかだ。年収自体はどうでもいいことなのだ(もちろん多いほうがいいが)。
また、自分の時間をどれぐらい取れるかも重要だ。無理して働いて体を壊したら元も子もないし、趣味の時間が取れないなら働く意味がない。

一度自分の収入と支出のバランスシ-トを作って、冷静に考えよう。
バランスシ-トなんていうと難しそうに考えるかもしれないけど簡単だ。
分かる範囲で収入と支出を記入するだけだから。
そして自分以外の人のバランスシートも想像で作ってみよう。
それだけでも自分がどういう状況なのか客観的に分かる。
そこで重要なのは、その収入がいつまで続くものなのかということと、収入-支出から算出される、余剰金(=投資できる金額)が一番大事なのだということだ。
たとえば明日首になったらすぐに赤字が出るような(私のような)バランスシートを持つ家庭はとても危険だ。よっぽどの人脈があり、首になる可能性が低かったり、次に働く口に困らないなら別だろうが。
それに比べるとニートのバランスシートは素晴らしい。
支出が圧倒的に少ないから。例え明日親が会社を首になっても、親の世代は貯金や退職金がまだまだ見込めるから住むところがなくなるなんてことはないだろう。
(結局は支出を自分か他人か、どちらに負担してもらうかが違うだけだ。だけどだれが負担するかってのが一番重要なのだ。だって誰かが払わなくちゃならないんだから。)

そしてニートでいることで同世代の就職難を救っているという社会貢献も忘れてはいけない。これは競争率の関係から考えればごく自然に想像がつくだろう。
さらに格差社会軽減に寄与しているということも重要。
恵まれた環境にいる人間は、恵まれた環境を思う存分享受することが仕事だからだ。
有名人の息子がお薬パーティーを開いたり、派手なお金の使い方をするのもそれが仕事ってわけだ。
そうでなけりゃ貧乏人はもっともっと貧乏になる。

後ろめたさを感じるかもしれないが、そういう時はそれがどこから来たものか考えよう。
おそらくマスコミから受けたイメージを親や同世代の仲間が自分の愚痴も込めて言っているだけじゃないのか?
だって資本主義社会でニートの存在は圧倒的に有利であり、しかも正しいんだから。

だから叩かれる。

お金持ちに利用されていることにも気づかず、彼らは同じ労働者を監視するのと同じようにニートも監視しているんだ。
でも、だからといって反論するのはやめたほうがいいだろう、彼らは完全に洗脳されていて、最悪君を罵倒し、場合によっては暴力で訴えてくるかもしれない。
まあ暴力で訴えられれば裁判で損害賠償を取れるからラッキーだけど、罵倒されて精神を病んでしまったり、口車に乗って働いてしまったりしてはせっかくの恵まれた環境を捨てることになる。
恵まれた環境から労働者という環境に移るのが賢明だとは思えない。

おそらく君は1年たたずに耐えられず辞めてしまうだろう。
そしてそれをトラウマに思ってしまうかもしれないし、それをネタに友達がからかってくるかもしれない。
でもそれは君に能力がないってわけじゃなくて、働いてるヤツらのがおかしいんだ。
だいたいの仕事は誰でも覚えればできることだし、代わりのいない人なんてほとんど存在しない。
それは総理大臣だってそうだろう?暗殺に足る政治家なんて今時いるかい?
(※ここで北の将軍様を思い浮かべる人はもっと本気で考えよう。将軍様が失脚すれば難民が生まれ、その難民はどこに来て、その国にどういった影響をもたらすだろうか?経済的影響を考えて、周辺各国がそれを望むだろうか?)
私の周りにも代わりがいないと思い込んでる人がいるけど、総理大臣より偉いとでも思ってるんだろうか。

月に240時間以上働いて、手元に残るのは70,000円が最高額なんて生活が正しいわけない。よっぽどのマゾヒストだ。
私の性癖はMだけど、仕事ではそういう快感を感じることはない。むしろ毎日吐き気を感じている。
だから毎日「早く戦争になんね~かな」とか「みんな死んじゃえば面白いのにw」とか「~地震でまだ死者1,000人いかねーのかよ」とか、そんなことしか考えていない最低な人種だ。
それでも働くしかない私のような「最貧民」がいることを忘れないでほしい。
そしてそういう最貧民のためにもニートでいるべきなんだ。
もし君たちが就職すれば、格差社会はますます広がり、本当のお金持ちと貧乏人の差が広がる。
理由は一回目に述べた通りだ。
何で最貧民が恵まれた貴族たちにアドバイスしなくちゃなんないんだとも考えるけど、合理的に考えてそれが一番なんだから仕方ない。
君らはニートとして生きる。私はそのおかげで何とか最低限の生活ができる。
一応ではあるがWin-Winの関係が出来上がる。

私は、「兼業ニート」世代が後世に、「ちょっとだけ働いて投資してれば、そこそこ生きれた平和なボンクラ世代」と呼ばれるようになると考えている。
今の団塊の世代が会社に入って貯金してれば家まで買えた、幸せな世代と呼ばれるようにだ。
きっと恵まれた世代として嫌われるんだろう。ぼくたちが団塊の世代を邪魔だと考えるように。

でも「できるだけ」働かない生き方を目指すんなら、一度本気で考えてみてもいいと思える生き方ではないだろうか?
「ひょっとしたら」できるかも、なんて思わないかい?
だって月3万でいいんだから。
もちろんそれでぜいたくな暮らしが保障されるわけではないし、そもそも上に挙げた運用方法が通用するとも限らない。
それでも「将来」なんて厄介なものに対してある程度の備えを考えられるようになればそれでいい。
だれだって「将来」はわからないし、今お金持ちでもいつ死ぬか分からないんだから、気にしなくなればそれでいいと思う。
分からないなら心配しないほうがずっと幸せだと思うから。

それが、「ひょっとしたら」なんて考えるようになった理由だ。


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